【50代/男性】金融機関数社からの融資残高が3000万円も残っていたが、弁護士が関与し、代表者はすべての借金を清算することができ、再出発できた事例

1 事案

水道工事を主に手がけている会社の代表者の方からのご相談。
不景気のあおりを受け、営業活動はほぼ停止していました。

他方、銀行を始めとする金融機関数社からの融資残高が3000万円近くも残っている状況でした。

2 方針の決定

当事務所の弁護士が、直接ご相談者様と面談をしたところ、すでに会社は休眠状態に入っており、事業の継続は難しいことが分かりました。

また、従業員はすでに全員解雇済みでした。
代表者は、一度会社をたたみ、再出発したい旨を希望しました。

3 弁護士の活動

弁護士は、受任後、在庫品などを倉庫に保管し、資産の保全を行いました。
その後、銀行と各取引先に受任通知を送りました。
取引先の一部から、弁護士に問い合わせがあったものの、破産の仕組みなどを丁寧に説明し、納得をしてもらいました。

弁護士は、法人と代表者のそれぞれについて破産の申立て書類を作成し、裁判所に対して、破産手続開始の申立てを行いました。

その後、破産管財人が選任され、代表者は管財人と面談し弁護士も同席しました。数ヶ月後、裁判所で債権者集会が開かれて代表者と弁護士が列席しましたが、特に問題なく終了しました。

4 弁護士の関与結果

代表者については免責が認められ、また法人の破産手続きは異時廃止となりました。
代表者はすべての借金を清算することができ、再出発をすることができました。

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