【30代、女性】時効援用により3社80万円の借金がすべて消滅した事例

1 事案

8年ほど前まで借入れをしていた業者から、督促が来たとのことで来所いただ
きました。
督促が来ていない業者もこの際、整理してほしいとのご要望をいただき、債務
整理に着手しました。

(債務総額)
・約80万円

(債務の内容)
・消費者金融の3社から借入れ

(所有財産)
・特になし

2 方針の決定

依頼者が持参した資料を弁護士が確認したところ、1社は時効援用ができる可能
性がありました。

残りの2社は督促が来ていないため詳細不明であり、業者からの取引履歴・債権
届を見て方針を決めることになりました。

 

3 弁護士の活動

弁護士は契約後すぐに貸金業者に受任通知を送り、業者から取引の履歴を取得し
ました。

その結果、かつて取引のあった3社ともに時効になっている可能性が強まったた
め、内容証明郵便で業者に通知書を送付し、消滅時効を援用しました。

各業者とも消滅時効の援用に対して、特に争わない旨を連絡してきました。

 

4 弁護士の関与結果

消滅時効の援用により、貸金業者3社からの約80万円の借入れはすべて消滅しま
した。

貸金業者からの借入れは、最後に取引をしてから5年で時効消滅することがほと
んどです。ただし、承認行為をしたり、判決を取られてしまうと時効が中断した
り、時効援用が出来なくなってしまうことがあります。
長らく返済していない業者から督促が来た場合には、当事務所にご相談ください。

 

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