【40代/男性】2度目の破産だったが、借金約900万円について無事に免責された事例

1.事案

川口市在住の40代男性の方からのご相談。

自営業の失敗などで借り入れが膨らんでしまい、その後、返済のための借入れを繰り返すようになってしまった事案でした。

借入業者数:7社
借金総額:約900万円

保有資産:自動車

免責不許可事由はありませんでしたが、お客様は過去にも破産をしたことがあり、管財事件もありうる案件でした。

2.方針の決定

弁護士が、お客様から直接に事情を聞き取り、借入れの経緯などを確認しました。

過去の破産による免責決定の確定から7年以上たっていたため、2度目の免責も法律上は可能でした。もちろん、2度目の免責は1回目に比べて(当然のことながら)厳しく判断されます。

しかし、債務額が大きく収入で返済していくのは明らかに困難であり、また借入れの経緯もギャンブルや浪費などではなかったため、きちんと裁判所に事情を説明すれば免責決定が得られる見込みがあると判断しました。

お客様も破産手続きで再度清算してやり直すことを希望しました。

3.弁護士の活動

お客様との委任契約後、弁護士が各債権者に受任通知を送付し、債権者からお客様に対する督促をすぐに止めました。

その後、お客様のご協力のもと、銀行口座の履歴などといった裁判所に提出する書類を収集しました。

必要書類の収集後、弁護士が借入れ原因や資産の内容を詳しく聴取し、破産申立てのための書類を作成して裁判所に提出しました。

4.当事務所の関与結果

2回目の破産ということもあり、裁判所で債務者審尋の手続きが行われ、弁護士も同席しました。

審尋の期日では、裁判所からお客様に対して、直接に質問があり、お客様はこれに対して正直に現状や借入れに至った経緯を話しました。また、質問の意図が分からないような状況のときには、弁護士がその都度フォローをしました。

その結果、本件は簡易な同時廃止の手続きで進められました。
その後、無事に免責許可の決定が出され、お客様の借金はすべて免責となりました

2回目の破産ということもあってお客様は不安もお持ちだったようですが、スムーズに免責が得られて非常に安心したとおっしゃっていただきました。そして、今後は2度と破産をしないように生活を改めていくことを誓っていました。

 

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