【30代男性】任意整理によって月返済額が半分になり、利息もカットされた事例

1 事案

川口市在住の30代男性の方からの債務整理のご相談。

相談者の方は、若いときに軽い気持ちでカードキャッシングを始め、何度も借入れを繰り返していました。だんだんと借入れに対する意識が弱くなり、金額が大きく膨れてきたため、やがて返済に窮してしまいました。その後は、複数の金融業者から借り入れをしては返済に回すという自転車操業状態となり、やがて新規の借入れができなくなったため、困り果てて当事務所にご相談いただきました。         

借入業者数:4社                                   借金総額 :200万円程度
月返済額:8万円

2 方針の決定

相談者の方は、幸いにもお仕事をしており、定期的な収入がありました。相談者の希望は可能な限り返済をしていきたいというものでした。

当事務所が慎重に相談者の方の収入・支出を精査したところ、月4万円であれば余裕をもった返済ができることを確認しました。そこで当事務所は月4万円を返済原資とした任意整理を行う方向で手続きを進めることにしました。

3 弁護士の活動

ご依頼後、弁護士がそれぞれの債権者宛に受任通知を送り、お客様への直接の取り立て・督促を止めました。

月4万円を原資とした場合、一般的な任意整理(3年、36回の分割)では不十分であるため、長めの返済期間とするように、各債権者と粘り強く交渉しました。

4 弁護士の関与結果

各債権者との交渉の結果、すべての借入れについて5年・60回以上の分割・将来利息をカットする内容で和解をすることができました。

長期分割の和解を成功させたことにより、月返済額が8万円から4万円に減額できました。

本件は、定期的な収入がありながら、キャッシングやショッピングリボを使いすぎてしまい、最終的に返済に窮してしまったというケースです。特に「いくら返済しても利息が減らない。」「返済のための借入れを繰り返している」ようなケースでは、任意整理は非常に有効な手段になることがあります。

これらの状態を放置したまま裁判をされて判決まで取られてしまうと、業者によっては和解が困難になることもあります。是非、早めにご相談いただければと思います。

 

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