個人再生の種類
Q 個人再生には2種類あると聞きました。違いを教えてください。
A 個人再生手続には、小規模個人再生と給与取得者等再生の2つの種類があ
ります。
個人再生手続きの標準的な手続は、小規模個人再生とされています。
給与取得者等再生は、小規模個人再生の特則的な立ち位置となっています。
小規模個人再生は、個人営業などをしている小規模な事業者の再生を想定
しており、給与取得者等再生はサラリーマンなどの給与取得者を想定して
定められました。もっともサラリーマンであっても小規模個人再生の手続
を取ることは妨げられません。
小規模個人再生と給与取得者等再生の大きな違いとしては、次の2つがあ
ります。
①借金の減額の制限
小規模個人再生は、最低弁済額と清算価値のいずれかの多いほうが返済
総額となります。
給与取得者等再生は、この2つに加えて可処分取得の要件により算出さ
れた金額が比較の対象となり、3つの金額うち一番多いものが返済総額
となります。
②再生認可計画に対しての債権者の同意の要件
小規模個人再生は、再生計画が債権者の過半数または債権額の2分の1
以上から反対されていると認可決定が出ません。
給与取得者等再生は、この債権者の同意の要件がありません。
この他にも、再度の給与取得者等再生は7年間認められないなど細かい違
いがあります。
どちらの手続きを選択するべきかは上記のような違いを踏まえて、判断す
る必要があります。